ゼンパスタ

関東では「しらたき(白滝)」、関西では「糸こんにゃく」と呼ばれる糸状のこんにゃくは、お鍋や和食で使われるおなじみの食材ですが、近年、ダイエット食品として世界的に注目されています。
なんでも、スパゲティーの代わりに「しらたき」を使ったレシピは、日本文化の「禅」にちなんで「ゼンパスタ」と呼ばれ、本場イタリアでも好評だとか。アメリカ、フランスなど欧米のセレブの間でも大人気だそうです。

 

こんにゃく芋から誕生した「しらたき」の95%以上は水分

しらたき

「しらたき」の原料はこんにゃく芋から作られたこんにゃく粉です。
こんにゃく粉のカロリーは100g約177kcalですが、「しらたき」は約95%以上が水分なのでカロリーがとても低く、100gあたりわずか約6kcalしかありません。
さらに、残り5%のほとんどが食物繊維の「グルコマンナン」。これは腸内で消化できない食物繊維なので、腸内を掃除しながら排出され、便秘の改善にも効果があるといわれている栄養素です。
食物繊維は胃の中で膨らむため、食事の前半に食べれば、満腹感が得られ、食事量のコントロール、食べすぎ防止になりそうですね。

時短に節約、ダイエット効果も期待できる「しらたきレシピ」

しらたきレシピ

「しらたき」は下茹でをしてから調理したほうがアクも抜けて味や質感がよくなります。
袋から出したしらたきをザルで水洗いし、沸騰したお湯で1分ほど茹でたら、ザルで水気をきります。水分をもっと抜きたい場合はカラ炒りや塩でもむと良いでしょう。

◆しらたきのペペロンチーノ

オリーブオイルでにんにく2片と種を取った赤唐辛子1本を炒め、下茹でした「しらたき」200g(2人前)を一緒に炒めます。塩コショウで味付けして、好みでバジルやイタリアンパセリを飾ります。生にんにくがなければ、チューブでもパウダーでもOK!

◆しらたきラーメン

反則技ともいえる、当ブログスタッフ考案のラーメンレシピ。ラーメン鉢に市販のラーメンスープ(1袋約60円カロリーは約90kcal前後)を入れ、250mlの熱湯を注ぎます。そこに下ゆでした「しらたき」100g(1人前)を入れたらできあがり!

具はお好みで、茹で野菜や炒めたお肉などをトッピングしてもいいし、千切りキャベツなどサラダを盛って食べても美味しいですよ。
お湯が沸く間に「したらき」を茹でれば、調理時間はお湯が沸く間だけという超時短レシピです!

参考 麺好亭「ラーメンスープ」

◆タイ風グリーンカレーとしらたきご飯

グリーンカレーは、市販のグリーンカレーの素(1袋50gで100円~250円)を使えば簡単です。好きな野菜やお肉を茹でて、そこにグリーンカレーの素を入れるだけ。ココナッツミルクがなくても、それなりの味に仕上がります。
そして、炊けたご飯1合に下茹でした「しらたき」200gを適当に短く切って混ぜ、「しらたきご飯」をつくります。これにより、いつものご飯量でカロリー大幅ダウン。グリーンカレーと一緒に食べれば、発汗作用によりデトックス効果も期待できそうですね。

参考 ちゃんとしたグリーンカレーレシピ

◆しらたきのタイ風サラダ

タイ料理の「海老の春雨サラダ」=「ヤムウンセン」。スイートチリソースやナンプラーは100円ショップでも販売しているけれど、「時短」で仕上げるなら、市販のスパイス(約100円)を使うのがおすすめ。
茹でた海老、ひき肉、好きな野菜を適当に切って、下茹でした「しらたき」50g(2人前)と市販のスパイス、砂糖(大さじ2)、しょうゆ(大さじ2)を合わせたものを混ぜればできあがり。パクチーやレモンをお好みで添えて。

参考 ハウス食品 スパイスクッキング アジアン屋台 タイ風春雨サラダ

超低カロリーなうえ、1袋約100円前後と安価な「しらたき」は、調理時間もかからないため、時短レシピに大活躍。
ちなみに海外で主に使われているのは「乾燥しらたき」とのこと。日本でも買えるそうなので、ストックしておいてもいいかもしれませんね。
さあ、本格的な夏に向け、「しらたき」で節約しながらダイエットを始めましょう!

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