環境庁の呼びかけで、今年も11月1日からウォームビズが始まります。
(期間:2017年11月1日〜2018年3月31日)

ウォームビズとは、地球温暖化防止を目的に、暖房に必要なエネルギーを減らすためのアイデアをとりいれたライフスタイルのこと。
毎日の暮らしのなかで、「衣」「食」「住」を工夫することにより、暖房時の室温を20℃(目安)に保ちながら、快適に過ごせるようになります。

今回は、そんな家庭でできるウォームビズのアイデアを環境庁のサイトからピックアップ。
節電・節約にもつながるので、やれることからコツコツと、楽しみながら実行していきましょう。

「衣」衣類のひと工夫

ウォームビズでマフラーを使おう

「首」「手首」「足首」を暖めると風邪をひかないといいますが、この「3つの首」をぽかぽかアイテムで暖めるのはウォームビズの基本です。

マフラー、手袋、レッグウォーマーを活用すると、体感が温かいだけでなく、血流もよくなることで冷え性の改善も。
寝るときにも首にタオルを巻いておくと、お布団の隙間から入ってくる冷気から首を守ってくれます。

蓄熱保湿、吸収発熱など機能素材を使った下着や肌着を着用するだけでも温かいし、厚着をしなくていいので、ファッション性もそこなわれません。
室内でも室外でもジャケット、ひざ掛け、ストールなどの活用でこまめに体温調節してくださいね。

【食】食事のひと工夫

鍋料理でウォームビズ

ウォームビズで一番オススメしている料理は「鍋料理」です。
家族みんなで鍋料理を食べると、一部屋に集まることで、照明や暖房を節約でき、身体も室内もぽかぽか温かくなります。

体感温度を高くするにはある程度の湿気も必要です。その点、鍋料理なら湯気で加湿効果も期待できます。
また、生姜などの薬味を使えば、身体の中から温まり、風邪などの予防にもなりますよ。

環境庁のサイトには、家族が集まって食べると美味しい全国の鍋料理も紹介されているので、ぜひレシピの参考にしてみてくださいね。

参考 鍋でウォームシェア

【住】住まいのひと工夫

カーテンでウォームビズ

鍋料理でも書きましたが、体感温度の上昇には湿度がおおきく関わっています。
温度計、湿度計を近くに置いて室内環境を「見える化」することで、暖房の調節を心がけましょう。

あたたかい空気が窓やドアなどから逃げない工夫も大事です。
特に、全体の熱の約50%は窓から流出していきます。
断熱シート、複層ガラス、二重サッシや厚手のカーテンなどを使い、あたたかい空気を逃がさないこと。
ただし、使用する暖房器具によっては、一酸化炭素が発生する場合があり、大変危険なので、常に換気には気をつけましょう。

また、あたたかい空気は上のほうにたまりがち。サーキュレーターや扇風機を短時間使って空気を循環させると、室内が効率よく暖まります。

近年、流行っている湯たんぽもおすすめです。
100円ショップには、小さい湯たんぽが販売されているので、おやすみ前に布団に入れて使うのはもちろん、ポケットやウェエストポーチに入れて、腰周りを温めながら持ち歩いてもいいかもしれません。

2017年のクールビズから引き続き、女優の杏さんによる広報動画や「君野イマ」と「君野ミライ」が登場する3DCG動画「ウォームビズ編」も公開中!
今年の冬もエコ&節約で温かく過ごしましょう!