ポカポカ陽気のお天気が続くと、どこかへお出かけしたくなりますね。
同時に「花粉が飛んでるからやめておこうかな……」と迷われる方も多いのでは?

3月から始まった花粉の飛散は、4月に入ると、暖かい気候にともない、より活発になります。
この季節は、天気予報でも、
「1日のうち飛散している花粉量の多い時間帯は、外出を控えましょう!」
と注意喚起されているほど。

でも、せっかくのお出かけシーズン、花粉のせいで家に閉じこもっているなんて、もったいないですよね。

そこで、辛い症状を軽くできる方法を厚生労働省の花粉症対策をもとにリサーチ。
家庭でできる花粉症対策を1日の時間帯ごとにまとめた「1dayセルフケア」としてご紹介します。

参考 厚生労働省の花粉症対策

参考 はなこさん(環境省花粉観測システム)

参考 日本気象協会の花粉情報

朝:おきたらスタート!花粉症1dayセルフケア

花粉症対策

①朝おきたらまずは花粉情報チェック!
テレビやラジオの天気予報や花粉情報をチェックできるスマホアプリなどで花粉の情報を確認しましょう。花粉が飛散する時間、量、風向きなどをまずチェックしましょう。

②ドアや窓の開け閉めは素早く!
花粉の室内への侵入を食い止めるために、ドアや窓をキチンと閉めること。家庭でもですが、会社や外出先でも心がけておきたいですね。

③こまめな掃除で侵入花粉を退治!
どうしても花粉は侵入してしまうので、掃除はこまめに。特にフローリングの床だと乾いた花粉が舞ってしまうので、効果的なのは拭き掃除です。
水に濡らして固くしぼった布で拭いてから、乾いた布での二度拭きがおすすめ。
絨毯などはいつもより時間をかけて掃除機をかけるとよいでしょう。

④布団は外に干さないで!
布団に花粉がついてしまうと室内への花粉が大量に侵入し、就寝中に花粉を吸ってしまいます。
日差しがよく届く室内に干すか、布団乾燥機などを利用しましょう。

どうしても外干したい場合は、花粉の飛散量が少ない時間帯(比較的午前中)に干しましょう。
取り入れる前には、十分にはたいて花粉を落とし、さらに掃除機で吸って取り除きます。

関連 花粉、黄砂対策にも使える洗濯術や時短乾燥術の記事はこちら!

昼:外出時ファッションと花粉要注意日!

花粉症対策

①花粉の要注意日とは!
花粉の要注意日は、天気が晴れまたは曇り・最高気温が高い・湿度が低い・やや強い南風が吹き、その後北風に変化したとき・前日が雨とされています。
雨の日は花粉の飛散が少ないけれど、その翌日は、乾いた花粉が飛散し、量が増えるのです。
日本気象協会作成によると、「前日または当日の未明まで雨で、その後天気が急に回復して晴れ、南風が吹いて、気温が高くなる日」が要注意日とされています。

②外出時の花粉予防ファッション
マスク、めがねは花粉予防ファッションにかかせないアイテムです。
花粉症用のマスクでは花粉が約1/6、花粉症用のめがねでは1/4程度に減少します。
他に帽子・マフラー・コートなどのアイテムもおすすめですが、花粉の付きにくいツルツル素材を選びましょう。
ツルツル素材のウインドブレイカーが1枚あると便利ですよ。

夜:帰宅時は玄関前で花粉を払え!

花粉症対策

①花粉は玄関前でシャットアウト!
外着に付いた花粉は、玄関先ではらってから室内に入りましょう。
忘れちゃいけないのが、室内で飼っているペットちゃんたち。
お散歩から帰ったら、玄関先でブラッシングして花粉を落としてあげてくださいね。
とにかく花粉を室内に持ち込まないことが大切です!

②帰宅したら洗顔とうがいでさらに予防!
顔に付いた花粉も取り除きます。
洗顔とうがい、手洗いは、花粉だけでなく、風邪やウイルス予防にも効果ありです。

③お風呂やシャワーで徹底的に花粉を洗い流す!
就寝前にさらに花粉を削除します。
室内での花粉予防にも記載しましたが、布団に付いた花粉は掃除機で吸い込んで取り除いてくださいね。

④顔に近い枕の花粉も要チェック!
湿ったタオルやティッシュペーパーで枕周りを拭き取っておくのも効果的です。

⑤空気清浄機も花粉対策に便利!
睡眠時、花粉対策に空気清浄機を使うのもいいですね。
睡眠をしっかりとることで、鼻粘膜の悪化因子にもなるストレスを予防することができます。

日本では花粉症の原因となる花粉は50種類以上と報告されています。
症状が出る前や軽いうちから始める「初期療法」で症状の緩和効果が期待されていますが、治療薬については、人それぞれに原因花粉や症状に違いがあるので、必ず医師に相談すること
特に注射薬での治療法は日本アレルギー学会や日本耳鼻科学会などの専門医が属する団体では安易に行うことに対して注意喚起しています。

正しい対策、治療方法で花粉から身を守りましょう!