エコ洗剤

冬の代表的な果物といえば「こたつにミカン」のミカン!これぞ日本の冬!ですよね。
でも、その食べた後のミカンの皮、捨てないで!
ミカンの皮を使って、なんと自家製洗剤が作れるのです。

今回は、そんなミカンの皮を使った、エコ&節約にも最適な自家製洗剤の作り方をご紹介します。
ミカンの皮の洗剤を使って、ベルガモットの香りに包まれながら、年末のお掃除を楽しく乗り切りましょう!

柑橘類に含まれるリモネン成分とクエン酸が汚れを落とす!

エコ洗剤

ビタミンCもたっぷりで風邪予防にも美肌にも効果がある、冬が旬のミカン。
食べた後に残る皮には、精油成分のリモネンが含まれており、油や汚れを分解してくれる効果があるので、捨てるのはもったいない!

リモネンは、ミカンの他にもレモンなどの柑橘類に豊富に含まれ、柑橘類独特の爽やかな香りの元でもあります。
また、柑橘類の皮にはクエン酸も含まれており、これはトイレの黄ばみ、鏡に付いた白い汚れ、シンクの水垢など、アルカリ性の汚れを分解してくれます。

超簡単なミカンの皮の自家製洗剤の作り方

 

ミカンの皮をそのまま使う方法と、煮出してミカンオイルとして使う2つをご紹介します。

①ミカンの皮をそのまま使う方法

ミカンの皮を排水口などに使う網目の袋(不織布など)に入れて、よく揉みます。
皮から精油が出てきたら、汚れを擦るように落としていきます。
袋がなければ、ミカンの皮の表側を直接、汚れにつけて擦っても大丈夫です。
テーブルに子供が油性マジックでイタズラ書きしてしまった時などもこれで落ちるはず。
袋に入れているので、カスも出ないし、使った後はそのまま捨られるので便利です。

②煮出してミカンオイルを作る方法

ミカン5個分ぐらいの皮を用意します。皮はアルコール布などで拭いておくと良いですね。
お鍋にミカンの皮が浸るぐらいの水を入れて沸騰させます。
沸騰したら弱火で10分~15分。冷めたらボトルに入れ替えます。
スプレーボトルなどに入れて使うと便利です。

消臭効果もあるミカンの皮の自家製洗剤を使って家中をお掃除しましょう!

エコ洗剤

先ほども書きましたが、テーブルに付いた油性マジックやクレヨンの汚れは、ミカンの皮の成分によって浮き出てくるので、とてもキレイになりますよ。

スプレーボトルに入れたミカンオイルはキッチンで大活躍してくれます。
ガスコンロの油汚れにはシュッと吹きかけ、しばらく置いてから拭き取ります。
頑固な汚れの場合は、キッチンタオルなどを敷いた上にミカンオイルを湿らせ、しばらく置いてから拭き取るといいでしょう。

同じような要領で水垢が付いたシンクもピカピカになります。
水垢汚れが取れるのは、ミカンの皮に含まれるクエン酸にカルシウムを溶かしてアルカリ性の水垢や石鹸カスを中和する作用があるから。
お風呂の鏡もミカンオイルでキレイにピカピカ、トイレのアンモニア臭も中和してくれ、柑橘系独特の爽やかな香りには殺菌効果もあるそうですよ。

これだけは気をつけて!ミカンの皮の自家製洗剤を使う時の注意

まず、市販のお風呂やトイレ用洗剤と一緒に使うと危険な場合があるので、絶対に一緒には使わないようにしましょう。

その他の注意点としては、リモネンにはプラスチックを溶かす成分があるので、プラスチック製品には使わないこと。
また、オイルには黄色い色が付いているので、白木や白いテーブル、紙製品には色が付いてしまう場合もあるので要注意です。

ミカンの皮の自家製洗剤は、市販の合成洗剤と比べてお肌にも優しいイメージがありますが、精油成分やクエン酸が刺激となる場合もありますので、掃除をした後は必ず手を洗ってくださいね。