毎日の献立を考える時間は、楽しくもあるけれど、悩ましくもあります。家族を飽きさせることなく、バランスの良い食事となると、ネタ切れになることもしばしば。そんなときにぜひ活用して欲しいアプリが、クックパッド(Cookpad)です。

クックパッド(Cookpad)といえば「お料理のレシピが載っているアプリ」と思われる方も多いかもしれませんが、じつは、ただレシピが載っているだけでなく、利用者同士がオリジナルのレシピを共有して交流できるコミュニティサービスでもあります。

ここではそんなクックパッドを活用して、お料理をもっと楽しく便利にする方法をご紹介します。

無料でレシピを閲覧できるクックパッド

クックパッドは、アプリをダウンロードし、会員登録することでコミュニティに参加できます。アプリのダウンロード、会員登録は無料。また、レシピの閲覧も基本的には無料です(一部有料コンテンツあり)。

レシピは、カテゴリ別に見ることができます。また、話題のレシピや旬のキーワードなどからも探せます。テレビのお料理番組では、材料や作り方をメモしたり、テキストを購入しなくてはいけませんが、クックパッドならいつでも手軽に見ることができるので便利ですね。

ただ、自分のレシピを紹介するためには有料のプレミアム会員にならなければいけません。プレミアム会員は月額280円(税抜)の会費が必要です。プレミアム会員になると、クックパッドの自分のタイムラインにオリジナルの料理レシピを写真付きで公開することができます。インスタグラムやFacebookの投稿と同じスタイルですね。

また、プレミアム会員は、レシピを紹介するだけでなく、人気レシピの検索機能やランキング、プレミアム献立などのコンテンツも閲覧でき、「カロリー・塩分量表示」もチェックすることができます。さらに「MYレシピ」や「撮るレシピ」など、レシピの保存機能の数が無料会員より多くなります。「自慢のオリジナルレシピを紹介したい!」「クックパッドをフル活用してレシピの幅を広げたい!」という方にはプレミアム会員がオススメです。

とはいっても、実際は、プレミアム会員の数は180万人と少なく、単純にレシピを見るだけなら、無料会員のままでも充分利用価値があるといえます。

食材からレシピを探す、便利な検索機能

クックパッドが多くの人気を得た理由の一つになっている機能があります。それは、膨大なレシピの中から、特定の食材を使ったレシピを探しだす検索機能。たとえば「豚肉」と「大根」というキーワードを入力して検索すると「大根と小松菜と豚肉の塩しょうが炒め」「大根と里芋と豚肉の煮物」といったレシピが表示されます。

この検索機能が役立つのは、余りものの食材が冷蔵庫に残っているとき。捨てるのはもったいないし、このまま残しておけば傷んでしまう……なにかに使いみちはないかしら?そんなとき、余った食材の名前をクックパッドに入力することで、その食材を使ったレシピが見つかるのです。冷蔵庫に残された食材を眺めていても、なかなか気の利いたレシピは思い浮かびませんが、クックパッドで検索すれば、素早くレシピが決まるので、時短にもつながりますね。

こうしたクックパッドの機能によって、料理が楽しくなり、食卓が豊かになったというご家庭も多いそうです。メインのお料理はもちろん、お酒のアテなど、サブメニューのレシピも充実しているので、あれこれトライしてみたくなり、お料理の腕があがったという声も聞かれます。

スーパーの特売と連動!?広がるクックパッドの世界

1998年に開設したクックパッドは、着実に利用者を増やし、2016年3月時点で月間利用者数6,000万人を突破しました。約250万件のレシピが投稿され、動画によるコンテンツや企業とのタイアップなどにより、より充実した内容のコミュニティサイトへと発展しています。

もはや一つのメディアとして機能しているといっても良いクックパッドは、さらに、スマホやPCのなかだけでなく、スーパーなどの売場にも進出。クックパッドの人気レシピがカードになって、そのレシピに使われている食材の売場に貼られるように。店頭の特売と連動していることもあり、便利なだけでなく、お得な買いもの、しいては節約にも一役買っているようです。

ますます広がっていくクックパッドの世界。ぜひ、スマホにアプリをダウンロード&会員登録して、毎日の献立づくりに役立ててみてくださいね。