節約情報に携わる者として、この料理方法を知ったときの衝撃と感動を皆さんにお伝えしたい!
今回はそんな思いも込めて、光熱費無料、究極の節約料理ともいうべき「ソーラークッキング」をリサーチしました。
ソーラークッキングとは、太陽光の熱を利用して料理すること。暑くなるこれからのシーズン、アウトドアでのクッキングや、お子さんの夏休みの自由研究にもおすすめです。
ぜひチャレンジしてみてくださいね!
牛乳パックとアルミホイルで手づくりソーラークッカー
ソーラークッキングをするためのグッズ、ソーラークッカーは商品としても発売されていますが、身近な材料で誰でも簡単に作れます。
災害時など、ライフラインが使えないときのためにも、知っておくと便利ですよ。
材料は、光を集めるアルミ系の板と温度をより早く上げるための黒い器。100円グッズを使うと手っ取り早いでしょう。
◆ききょう型
ガスレンジの下敷き用のアルミシートに丸い穴をあけて、斜めになるようにクリップで止め、中心部に黒く塗ったアルミ缶や黒い鍋、フライパンを置きます。
◆パネル型
ガスレンジのはねよけのアルミシートを立てて、下にアルミ箔でおおったダンボール、その上に黒く塗ったアルミ缶や黒い鍋、フライパンを置きます。
網を割り箸などで浮かして、コンロ上にしても良いし、コンロの五徳をアルミでおおったり、コンロシートを置いて、その上に鍋を置くと安定します。
◆パラボラ型
傘にアルミホイルでおおったダンボールを貼り、中心の柄に黒く塗ったアルミ缶などをくくりつけます。
今回は、牛乳パックを使ったパネル型ソーラークッカーを自作してみました。
材料は、牛乳パック3本分、アルミホイル、ボンド、網(100円グッズ)、木。
牛乳パックを使ったのでミニソーラークッカーになりましたが、10分ぐらいでできちゃいました。
牛乳パックは最初から折れ曲がっているので、センターだけ固定して、左右は太陽の光に合わせて折り曲げ自由。網を割り箸で固定するのがうまくいかなかったので木を使いました。
さっそくスキレットでホットケーキにチャレンジしてみましたが、さて、結果は……
ソーラークッキングでホットケーキ、ゆで玉子、目玉焼きも
少しお天気が悪い日だったのですが、ホットケーキミックスが30分程で固まってきました。
スキレットはちゃんと熱くなっていますが、太陽光が弱いせいか、ここまでが限界。晴れた日ならもう少し焼けたかも?
今後、いろいろな器でチャレンジしようと思います!
初心者におすすめの太陽光レシピはゆで玉子。目玉焼きは白身はかたまりやすいようですが、黄身が半熟になることが多いようです。
ご飯は上級者向け。太陽光が弱いと芯まで火が通らないため、強い日差しがサンサンと降り注ぐ日にチャレンジしてみてください。
温度の伝導率が高い黒い器を使うほうが良いので、空き缶を黒く塗って使う場合が多いようですが、もともと黒い飯盒を使うと便利です。
今回、ソーラークッキングをしてみて感じた注意点は……
・風が強いとソーラークッカーが飛ばされてしまう可能性がある
・火が通るまでに長時間かかるかもしれないので、腐りやすい食材は使わない
・器が熱くなるので軍手などを使って火傷しないようにする
・鳥が狙って飛んできたので注意。蓋をしたほうが温度の上昇も早く、ゴミも入らないのでおすすめ。
子どもだけで調理を行なうのは危ないので、必ず大人と一緒に行ってくださいね。
また、真夏の炎天下は日射病や熱中症にも気をつけなければいけません。帽子や日傘で直射日光を避け、こまめに水分をとるなどして対策を行いましょう。
参考 ソーラークッカーで検索