暑い日のお掃除はおっくうになりがち。そこで、編集部では、真夏でも楽しみながらお掃除がはかどるアイデアとして、次の2つを提案したいと思います。

・不要になった服等で使い捨ての掃除道具をハンドメイド、子どもと一緒につくって、お手伝いもしてもらう
・ついでに「ストレッチ&軽い運動」も兼ねて、スタイルアップを狙う

さあ、真夏のお掃除は、ユーモアあふれる(?)アイデアで乗り切りましょう!

ストッキングと割り箸でエアコン掃除&背伸び運動

真夏に使用頻度が増えるエアコンは、こまめに掃除することで、冷房の効きをよくし、電気代の節約になるだけでなく、カビやハウスダストから家族の健康を守ります。

超簡単ハンディモップの作り方は、要らないストッキングをクルクルっと割り箸に巻いて、輪ゴムなどで止めるだけ。ちょっと短めのハンディモップができあがるので、これを使って背伸びをして、エアコンを掃除しましょう。ストッキングの静電気が埃をキャッチしてくれますよ。あえて短くしたのは背伸び運動のためです。

長いのがよければ、要らなくなった針金ハンガーを伸ばして、使い古したタオルをクルクル巻いて、その上にストッキングをかぶせます。折り曲げもできるので、エアコンの上部分もお掃除ラクラク。ガレージの蜘蛛の巣取りなど、屋外でも大活躍しそうです。

また、針金ハンガーを四角に伸ばしてストッキングをかぶせ、大きな金魚すくい型にすれば、隙間掃除にも使えます。

古いセーターをリメイクしたモップスリッパを履いて内ふともも運動

アクリル毛糸

市販でスリッパタイプのモップがありますが、これも手作りしちゃいましょう。
着なくなった古いセーターををほどき、毛糸にしたら、DVDケースやダンボールにクルクルと巻きつけ、真ん中をくくり、ポンポンを作ります。いくつか作って繋げてスリッパの周りにマジックテープでつけるか、縫い付ければ完成。床掃除に使用して、汚れたら気兼ねなく捨てられます。

また、ほどけてくるのを気にしなければ、ハサミで使いやすい適当な大きさに切って、そのままスリッパの裏に両面テープでくっつけてもOK。
モップスリッパは両足に履くと滑って危ないかもしれないので、どちらかの足にだけ履くほうがよいと思います。履いていないほうの足に重心を置いて、モップを履いている足を曲げ伸ばししながら床掃除。内ふとももの筋トレになりますよ。

ほどいた毛糸が余ったら、アクリルタワシにリメイクしてもいいですね。編み棒がなければ、子どもでもできちゃう指編みで。使い捨て用なので、模様やデザインは考えず、大雑把に編むだけでいいですよ。可愛く作ってしまうと、逆に使い捨てしづらくなってしまうのでご用心。アクリルタワシはキッチンだけでなく、パソコンのキーボード、バスタブなどお部屋のお掃除全般に使えて便利です。

細かいところのお掃除に最適なのは「穴あき靴下」

靴下手袋

これはもう、そのまま手袋みたいに使っちゃいます。埃も長年ためていると、ハタキではたいたくらいじゃ落とせないし、とにかく埃が舞ってしまいます。そんな時は靴下手袋が大活躍!綺麗にしたい場所にスプレー洗剤をかけて、湿った埃を靴下手袋で一気にキャッチ。汚れたらひっくり返して捨ててしまえば手につく心配もありません。

靴下手袋は指先を使えば細かいところも掃除しやすく、特にアールのあるグッズや柱を掃除するのに最適です。
画像のようなアンティークの電話機にこびりついた埃も、靴下手袋ですっきり綺麗に。受話器、ダイヤルなどの細かい部分も、自由自在に掃除することができ、ピカピカになりました。

冷や冷やしながら冷蔵庫掃除でリフレッシュ

冷蔵庫のドアの開け閉めで温度が上がっちゃうのは気になりますが、夏場の冷蔵庫のお掃除はちょっと涼しくて、リフレッシュになりますよ。

湿度も高い日本の夏においては「なんでも冷蔵庫に入れて置けば大丈夫!」というようなことはありません。食中毒を防ぐためにも、お掃除ついでに賞味期限の切れた食材などがないかチェックを。スペースが空くと、冷蔵庫の空調機能が効率的に働くようになり、よく冷えます。

冷蔵庫のお掃除にもってこいの道具が、牛乳パックでつくったスクレーパー。洗って乾かした牛乳パックを三角に切れば、使い捨てスクレーバーのできあがりです。庫内を傷つけずに、こびり付いた汚れを取るのに重宝しますよ。

ペットの毛が生え変わる季節!カーペットのゴミを劇的にとる裏技

お手伝い

ペットがいるご家庭で、「コロコロ」は必須アイテム。ですが、夏はペットの毛が生え変わり、いくらあっても足りない!とよく聞きます。
そんな時にはラップの芯に輪ゴムを巻いて、簡易コロコロをつくりましょう。
カーペットを掃除するとき、手ではなく、ふくらはぎの下にコロコロを置いて転がせば、ついでのリンパマッサージまでできちゃいます。

最後に、裏技中の裏技。
使い終わったキッチン用のゴム手袋を手にはめて、カーペットをなでるように擦ってみてください。驚くほど、ゴミや髪の毛が取れるはず。
これは、ゴム手袋の静電気がカーペットの繊維の奥にあるゴミを集めるからなんです。
ぜひ、掃除機もかけて、コロコロもした後に試してみましょう。「まだこんなにゴミがあったんだ!」とその威力がわかりますよ。

以上、夏のお掃除を乗り切る、おもしろアイデア集でした。