自宅のガレージで要らない物を売る「ガレージセール」に始まり、今では不用品だけでなくハンドメイド作品の売り買いができる場として大勢の参加者が集うようになったフリーマーケット

最近はフリマアプリの影響もあって人出が減っている会場はあるものの、100円ショップの進出によりハンドメイド人口も増えたことで、まだまだリアルフリマは元気いっぱいのようです。

フリマアプリでのお小遣い稼ぎをおすすめしている本ブログですが、今回は、リアルなフリーマーケットの楽しみかたをご紹介。とくに、節約につながり、断捨離もできる「出店者」として楽しむ方法をお伝えします!

出店準備を楽しむ

フリーマーケットに出店するには、事前の申し込みが必要です。インターネットで、自分が住んでいる地域名と「フリーマーケット」というキーワードで検索すると、その地域で開催予定のフリマ情報がたくさん出てきます。そのなかから、気になる会場をチェックし、出店料や申込方法、日時などを確認の上、申し込みをしてください。

出店が決まったら、まず、売りたい商品を選びます。商品はできるだけお手入れしておきましょう。汚れのついたシャツより、綺麗にお洗濯されたシャツのほうが売れるのはいうまでもありません。

次に、商品に値札をつけます。手作りの値札を一つずつ付けていく作業は、なかなか楽しいものですよ。価格は100円、500円、1,000円など、ポッキリが売れやすいようです。おつりの用意もしなければいけないことを考えて決めてくださいね。領収書の用意も忘れずに。

ハンドメイド商品や小物、箱がなくなったオモチャなどは透明の袋に入れてリボンなどでラッピングしておくと、お客さんの目につきやすいです。洋服はハンガーにかける、小物はテントの軒先にぶら下げられるよう紐をつけるなど、当日のディスプレイも考えて商品を運びやすく整理しておきましょう。

フリマのスタートは早いし、車の入場時間も決まっていることが多いので、遅刻厳禁!前日は作業を早く終えるのをおすすめします。

ディスプレイを楽しむ

フリーマーケット

会場では、割り当てられたブースで販売をします。
そのスペースは自分のお店ですから、ディスプレイは個性的にして楽しんじゃいましょう。
ダンボールを重ねた上に商品を並べたり、壁に見立てて飾ったり。
洋服をカゴいっぱい山盛りにして、お客さんに「宝探し」を楽しんでもらったり。

工夫をこらして看板代わりのオブジェを置いてもいいですね。
私は、フリマに出店した際、集めていたフィギュアを赤い自転車のカゴに飾ったことがあります。
珍しいのかお客さんが寄ってきてくれ、会話のきっかけにもなり、集客に一役買ってくれましたよ。

お客さんとの交渉を楽しむ

フリーマーケット

フリーマーケットとはいえ、やはり売る側は気もちの良い接客を心がけたいもの。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」などの挨拶は元気よく。

また、フリーマーケットの醍醐味は出店者とお客さんとのコミュニケーションにあります。値下げ交渉もそんなコミュニケーションのうちの一つ。買う側も売る側も交渉を楽しめるように、あまり欲を出さないことがポイントです。

お客さんだけでなく、他の出店者さんともコミュニケーションをとっておくとよいです。たとえば、一人でお店番をしていて困るのが、トイレに行きたいとき。そんなときでも、他の出店者さんと代わりばんこで店番をするなどして助け合うことができます。
お店を離れるときは、貴重品は持ち歩いてくださいね。

食事については、屋台が出ているフリマもありますが、なるべくお店を離れなくてすむように、お弁当と飲み物を持参がベスト。
もちろん、食べたあとのゴミは忘れずに持ち帰りましょう。

フリマは出店料が必要です。その出店料が売上によってチャラになり、ちょっとしたお小遣いも稼げるかも……ぐらいの気もちで出店するのがフリマを楽しむ一番のコツです。
要らない物とはいえ、想い出のつまった品を手から手に売るコミュニケーションからは、お金と違った価値を得られるかもしれませんよ。

参考 フリーマーケット情報

参考 手づくり市ガイド