スマホ撮影術風景写真

夏休みは、旅先で風景写真を撮る機会が増えますよね。今はいろいろな画像アプリがあるので、いくらでも画像加工できますが、旅の思い出はできるだけ加工せずにそのままの空気感を大切にしたいもの。そこで、スマホ撮影術の3回目は、旅先で目に写る美しい風景をスマホで撮影する6つのコツをご紹介します。

関連 スマホ撮影テクニック①フリマアプリの売上アップにつながる物撮りのコツ!基本
関連 スマホ撮影テクニック②プロフィール画像にも使える顔写真のコツ!人物編

6つのコツをつかめば風景が綺麗に撮れる

どんなカメラでも、風景撮影の場合は特に「構図」が一番のポイントです。
スマホカメラの標準機能である画面を9分割するグリッドを使えば、構図が簡単に決められます。撮影後もグリッドを使えば、水平や垂直の修正することもできるので、まずは、これを一番に覚えることから始めましょう。

①グリッドを使いこなして構図を決める

グリッドイメージ※グリッド線イメージ画像

カメラを起動させ、「撮影オプション」または「カメラ設定」から「グリッド表示」を選択すると、液晶画面を縦横にそれぞれ三分割し、画面を9分割したグリッド線が画面に表示されます。
画面は分割されちょうど9つのマス目になる感じです。このグリッド線がクロスする4箇所がポイントです。この点に一番写したい風景ポイントを合わせて撮影してみてください。
同じ風景ポイントをそれぞれの点に合わせて4種類撮影してみてもいいかもしれないです。デジタル撮影は何回も撮り直しがきくので、プロフ写真撮影でも書きましたが、何枚も撮影して気に入った構図を選びましょう。
グリッド線は水平や垂直のガイド線としても使えるので、横まっすぐ、縦まっすぐな建物や風景を撮影するときに使えて便利です。標準機能以外にもグリッドの無料アプリもありますよ。

②子供やペット目線で撮ってみよう

子供やペットの目線

これまで撮影した画像をちょっと確認してみてください。自分の目線(身長)ばかりではないですか? 子供の目線やペットの目線など、違う高さで撮影してみると、いつもと違う風景が広がりますよ。もちろん、近づいたり、離れたり、手を高く上に伸ばして撮影してみるのも、いつもと違う見たことのない風景がそこに写っているはずです。

③風景撮影は撮影時間にもこだわろう

風景撮影

地平線から上がる朝陽や沈む夕陽など美しい風景に出会うにはタイミングが大事です。特に撮影したい風景がある場合は季節や時間など事前にチェックしておきましょう。

④遠近法を意識して撮る

遠近法って学校の美術の授業で習った人も多いのでは? 風景写真も同じで遠近感を意識してみて。フォーカス機能も使ってもいいですが、手前にある物に焦点を合わせることで、後ろの風景がぼやけて味のある風景写真が撮れたりしますよ。試してみて!

⑤セルカレンズで風景と一緒にパチリ!

セルカ棒が流行りましたが、スマホのレンズに付けると広範囲撮影が可能になるセルカレンズの登場で風景と一緒に自分を写すことができるようになりました。魚眼レンズみたいなもので、ワイドレンズとも呼ばれるアイテムです。

⑥スマホ標準機能のHDRをオンにしてみる

スマホ撮影術③風景撮影

空と海と砂浜などそれぞれ光度が違い過ぎる風景を一つの画面で撮影する時に便利なスマホ標準機能のHDR「ハイダイナミックレンジ合成」も使ってみましょう。光の露出の違う写真を自動で撮影しれくれる機能です。機能をオンにして撮影してみましょう。

あとは、解像度の設定にも注意しましょう。ネット上にアップするときにあまり解像度が大きいと容量オーバーになる場合もあるし、解像度が低すぎるとプリントアウトしたいときに画面が荒くなってしまう場合があります。用途に合わせた適切な解像度を設定しましょう。
撮影準備も忘れないでください。レンズが曇ってたり、ゴミが付いてないか、保存容量はあるのか、バッテリーは大丈夫か、お出かけ前に試し撮りなどして、確認を忘れずに。

以上、6つのポイントを覚えておけば、今までと違った風景に出会えるかもしれませんよ。