シャンプー剤を使わずに固形石鹸で髪を洗う方法を以前、ご紹介しましたが、今回はとうとうお湯だけで髪を洗う「お湯シャンプー」=「お湯シャン」または「湯シャン」をリサーチしました!
「お湯シャン」は、海外・国内の有名芸能人が実践しているということもあり、口コミやネットで話題になっている方法です。
そもそも、シャンプー剤で髪を洗うことで髪や頭皮を傷めているという考えもあり、シャンプー剤を使わないことで髪、頭皮の改善効果も期待されているのです。
艶のある健康な髪!皮脂には重要な役割がある!
艶のある健康な髪は適度な皮脂でおおわれています。
汗と脂が頭皮の表面で混ざり合ってできた薄い膜が皮脂で、艶を生み出すとともに保湿し、皮脂の脂肪酸が細菌の感染を予防してくれているんです。
髪の健康には、この皮脂を適度に保つことが大切。毎日の生活習慣が影響するので、髪の洗い方はすごく大事なんですよ。
お湯シャンを実践する人が増えているのは、界面活性剤(洗浄成分)が強いシャンプー剤で髪を洗い過ぎると、せっかくの皮脂を取り過ぎてしまうから。
また、アレルギーがある人にとっても、界面活性剤などの刺激はあまり好ましくありません。
お湯だけしか使わないお湯シャンなら、適度な皮脂が保てるうえ、刺激もなく、安心です。
ただ、洗い残した皮脂を放置していると悪臭の原因にもなるので、皮脂を適度に残しつつ、髪や頭皮の汚れを取りのぞく、上手な洗い方を知っておきましょう。
しっかりと丁寧に!正しいお湯シャンをマスターしよう!
①髪を洗う前にブラッシング!ブラッシングだけでもかなりの汚れが取れるので、他のシャンプー方法でもオススメです。
②お湯は熱過ぎず、ぬる過ぎず。自分の好みの温度でOKです。最初に髪全体を濡らして、汚れをサッと流しましょう。
③お湯をかけながら、指の腹を使い、頭皮をマッサージするように揉み洗いします。
優しくしっかりと丁寧に。最初は10分ぐらいかけてもいいかも。
慣れてきたら3~5分を目安にします。髪の量や皮脂の量、汚れは個人差があるので、自分にあった時間やお湯の温度を探り当ててくださいね。
髪全体をお湯で濡らして、タオルで頭を巻いて保温してから洗っている人もいるようです。
頭皮をマッサージのように揉むことで、血液の循環が良くなり、髪のハリ、コシも強くなるので一石二鳥ですね。
④洗髪後はタオルで挟むように丁寧に水分を取り除きます。
生乾きは菌の繁殖に繋がるので、できるだけ早く乾かしましょう。
ドライヤーを使う場合は、髪を傷めないよう、30cmぐらい離して乾かしてください。
しばらくは皮脂汚れが残ったり、皮脂の分泌が増えたり、髪がギシギシしたりしますが、時々、シャンプー剤も使って徐々に慣れていきましょう。
あまりギシギシする場合は、洗髪後のリンスの代わりに石鹸シャンプーの記事でご紹介したお酢のリンスなどを使ってみてください。
お湯シャンは髪と頭皮が本来持っている力を呼び戻し、傷ついた髪を改善し、薄毛予防などに効果が期待されています。
お湯だけなので、節約にもなり、経済的にも効果抜群!お湯シャンで艶のある健康な髪を目指しましょう!