2017年、家庭でもオフィスでも室温を28℃にする温暖化防止「クールビズ」・「クールチョイス」が始まりましたが、6月は衣替えもあり、クールビズが本格化する季節でもあります。
一般の家庭で冷房温度を1℃控えめに設定するだけで、年間約31キログラムの二酸化炭素の削減ができ、これは年間約2,000円の節約になると言われています。つまり、これをオフィスで考えると、もっと節約になるということですよね!
ちなみに、オフィスの専用部門のエネルギーの消費割合は、照明40%、空調28%、コンセント32%となっています。そのほかのエネルギーはトイレ・エレベーター・会議室・休憩室・応接室などの共用部で消費されるものがあります。(※一般財団法事省エネルギーセンターの調査より)
これらのオフィスの状況を踏まえて、今回は大幅な温室効果ガス削減ができ、冷房設定28℃で経費も削減できるオフィスならではアイデアをまとめてみました。
参考 環境省 クールチョイス
今年のクールビズ・ファッションのトレンドは「くるぶし丈」
極端な話、家庭内でなら下着姿で過ごすことも可能ですが、ビジネスシーンではそうはいきません。まずは定番、上着を脱ぐ、ノーネクタイ。これだけで、体感温度が2℃下がると言われています。
カジュアルになりすぎて休日スタイルになってしまってはダメでしょうが、環境省では、「アロハシャツ」や、沖縄の半袖開襟シャツ「かりゆし」で出勤している職員もいるのだとか。ちなみに、アロハシャツはハワイでは正装なんですよ。
今年のトレンドとしては、ビジネスマン向けに某大手百貨店が提案している、足元を涼しくする「くるぶし丈」スタイルです。
足首を出すことで体感温度が下がり、見た目も爽やか。Tシャツにジャケットだけのカジュアルスタイルにもピッタリ。スーツでもくるぶし丈にして、革靴と靴下にこだわれば、おしゃれでかっこいい。
レディース向けにもパンツスタイル、スカートでも「くるぶし丈」はオススメです。
スカートはフレアタイプを選ぶと風通しもよいですね。室温28℃が推奨されてはいますが、それでも冷房が効きすぎている場所や冷え性の人はストールなどを活用しましょう。外では日差しを避けるジャケット代わりに使えて便利です。
クールビズファッションをできるだけ安く手に入れたいという人は、当ブログで紹介したフリマアプリ「メルカリ」やショップの「しまむら」でお買い得品を探してみてはいかがでしょう。
関連 断捨離とお小遣い稼ぎで一石二鳥!意外に売れちゃうフリーマーケットアプリ
参考 経済産業省 資源エネルギー庁 事業者向け省エネ関連情報
参考 環境省
経費削減につながるオフィスの節電アイデア15選
家庭でできる節電アイデアも取り入れながら、オフィスだからこそのアイデアも活用して温暖化防止&光熱費削減を!
①ヨーロッパのように夏時間制度の導入で、勤務時間を1時間早くする朝方シフトを取り入れれば、残業が減り光熱費の削減できる。
②事務用機器を省エネモードで使用すると消費電力を半分削減できる。
③必要ない照明は消しましょう。また、使っていない事務用機の電源もオフにし、できればコンセントも抜いておきます。
④パソコンのディスプレイの輝度を40%落とすと約23%節電になります。
⑤社員のモチベーションをキープするためにもウチワや保冷剤などの冷感グッズの支給。コスト削減した分などをこれに当ててもいいかもしれません。
⑥パソコンのUSBケーブルで利用できる1人用の小型扇風機を使う。
⑦社員からの節電アイデアにインセンティブを出すことで節電への意識を高める。
⑧家庭と同じように、エアコンのフィルターの掃除でエアコンの効き目が効率アップします。オフィスのような大型エアコンは大容量の電気を使うので、フィルターの掃除でホコリによる火災の危険も防げます。
⑨1日1時間だけ、30分だけエアコンをオフ時間を実行。機種によるが、1時間だけでも年間電力約18.78kWhの節電になります。
⑩照明器具を蛍光灯をLEDに交換すると消費電力は約半分に削減できます。蛍光灯型LEDは高価なので減価償却なども考えて実践しましょう。
⑪器具によっては間引きしても節電にならない場合があります。オフィスの蛍光灯を間引きをするときは、器具の年式、完全性を確認してから行いましょう。
⑫エレベーターを使わないで階段を使う。節電だけでなくダイエットにもなりますね。
⑬オフィスでも温水洗浄式便座トイレのフタは閉め、温水の温度は低めに設定しましょう。
⑭目に付くところに節電ポスターを貼る。
⑮数値化した節電目標を決め、節電リストを作成して毎日チェックする。